テルマエ・ロマエ
イタリアにある古代年ポンペイは1世紀まで栄えたのですがヴェスヴィオ火山の大噴火によりまるごと埋もれてしまいました。火山の警戒知識が無い都市に火砕流がなだれこんだことで、財産を惜しんで逃げるのを嫌った裕福な層が中心に犠牲になった、とも言われています。18世紀からのポンペイの発掘作業が始まり、そのことからさまざまなローマ時代のおおらかなくらしぶりが明らかになってきています。

さて、もう少し聞きかじりをご披露すると当時のポンペイはかなり成熟した都市だったらしく、人々は朝陽が昇る前から働き始めて午前中で仕事は終わり。その後公衆浴場(テルマエ)でひとっ風呂。各地にある居酒屋へ流れてはクダをまく、という2000年後と全然変わってない歴史の先駆者。

さて。ここでやっと本題。本日のマンガは

テルマエ・ロマエです。


主人公の生真面目&カタブツルシウスは設計技師。君のセンスは古いんだよん、とクビを言い渡されてしまいました。失意のなか友人に誘われ公衆浴場(テルマエ)へ。几帳面に謎を解かないと気が済まないらしいルシウスはここで運命のタイムスリップ!

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溺れかけたルシウスは時代を超えて平たい顔族の浴場へ!


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何の因果かカタブツルシウスは湯に溺れるたびに(当人は全く意図していない)高度な文明を育む「平たい顔族」(日本)の水回りに現れます。
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ルシウスは「平たい顔の奴隷」の文明に圧倒されながらも、持ち前の生真面目&カタブツさで文化を吸収せんとするため、何でドコにいる、とか根本的なことには目がいきません。一方の「平たい顔族」もおしなべてこの不審者を善意的に勘違いしてくれるため、交流が無いまま行き違いをしなくてすむ、という白ミラクル発生。温泉卵がもう一個欲しい、と言い出せないルシウス君は愛くるしい。

ある程度時間が来ると溺れて気を失ったルシウスは古代ローマで目をさますのですが、そのつど彼は「平たい顔族」の浴場文化を反映、失業者から一躍人気の設計技師になってしまいますが‥‥。連載が不定期らしいので次は進んでいるのかわかりかねますが、既にたいていのお風呂には現れています。次にルシウスが現れるのって砂風呂とサウナと岩盤浴しか思い浮かばないなぁ。
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by jaguarmen_99 | 2010-02-17 15:08 | 世界遺産的マンガ&BOOKS | Comments(6)
Commented by bluegene at 2010-02-17 16:02 x
古代ローマふぇちな私はもちろん読んでおります、『テルマエ・ロマエ』。ローマ人て、入植するととりあえず風呂と劇場を作ったんですよね。Bathの語源になったイギリスのバースの浴場なんか有名です。

日本は内風呂が一般的になっても温泉は残ってますし、「新居の四分の一は風呂」なんて役者さんもいて、風呂文化では世界一ではないでしょうか。

ついでに作者さんのブログはこちらです。まだ続くそうです。
ttp://moretsu.exblog.jp/
Commented by samuge-nikukyu at 2010-02-17 16:38
>各地にある居酒屋へ流れてはクダをまく
ヤダ、わたしの前世ポンペイ市民!

しかしビームコミックスはいいネタのチョイスしますねぇ。
すんごいおもしろそうや~!
銭湯に足繁く通っているわたしとしては、読むしかないわ!
Commented by PiuLento at 2010-02-17 20:21
まったく、じゃがさんはおもしろそうな漫画を見つけるのがうまいですねー。
Commented by jaguarmen_99 at 2010-02-17 21:46
■bluegeneさま
> 風呂と劇場
公共サービスにたけていた、という印象を受けますね。逆にいうとソレやっとくと何となくケムにまけるのか、とも。
> 新居の四分の一は風呂
もう、メシ作らないんだろうなぁ、コレ(爆)広い風呂って憧れますよね。
> 風呂文化では世界一ではないでしょうか。
風呂でまでテレビを観る気概がさっぱり分かりませんが、他の機能はいいなぁ、と思います。
> 作者さんのブログ
小姑さん、スゲエ‥‥保守なんだ‥イタリア人って。
Commented by jaguarmen_99 at 2010-02-17 21:48
■samuge-nikukyuさま
> 前世ポンペイ市民!
じゃ、私は浴場の脱毛屋さんとっぴ!
> 銭湯に足繁く通っているわたし
酔ってよそ様の風呂に入りに行くのってスゲエよな、といつも心酔しております。オケって今もケロリンですか?ちょっと重いヤツ。
Commented by jaguarmen_99 at 2010-02-17 21:50
■PiuLentoさま
> おもしろそうな漫画
淳久堂にて見つけました。この背面は801コーナーでした。友人に似た印象の目つきの子がいっぱいいました。同じくくりに見えそうで不安も感じました。
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