【フェアウェルーさらば、哀しみのスパイ】を観ました。
結論:高倉健が。
(↑ごらんになられた方はワカルと思う)
<参考>
・
【フェアウェルーさらば、哀しみのスパイ】公式サイト
フェアウエル事件」という実際に起きた大きなスパイ事件をもとに作られた映画だそうで、ソビエト崩壊のキッカケとなった事件よろしくレーガン、ミッテラン、ゴルバチョフの3名のソックリさんが出て来ます。おお!似ている。
おっと!こちらはソックリさんじゃない、突如登場するホットパンツ一丁のおフレ(故フレディ・マーキュリー)のライブ映像は嬉しいサプライズ
この流れから、私と同じく主人公:セルゲイの息子がミック・ジャガーかと一瞬勘違いした人もいたはずだ!
私感としては同じ(要は共産圏の圧政に抗う)スパイもの、という点では
こちらにも紹介がある『善きひとのためのソナタ』(
私も過去に観ています)を思い出しました。
映画に物語を求めると正直あちらのほうが好みなのは確か。
しかし、政治的な話題は事実を元にと言われると受け止める方としては非常に重い。
集の究極と個。恐らく主義主張関係はなく同じ事は起こり、同じ意思は繰り返されるのでしょう。
しかし、どんな大国のエゴがあるとしても。
それでも繰り返し考えるに私たちははなはだ自由な身の上なのだということが、改めて偲ばれてなりません。力の無い人間は個でしか生きられないわけですし、当然、新興宗教とかたいそう珍しい商品を販売される方々を除き、個の先の集を支配して生きて行く手法なんて考えてない人が殆どでは?
すると同性愛者なんです、などと少なくとも50%の確率をアテに言って笑っていられることに、政治的圧力が無いだけでも結構立派なコトなんだよなぁ・・・。近隣の諸国で特に問題が起きている今、強く思い、祈るばかり。
そして愚かであるほど力を得やすいという人間のトラウマにまた戻る、と。