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呼(こ)ッ!←と読むらしい。
こないだまでマンガ「岳(ガク)」(山と登山を主題にしたマンガ)にハマって全巻読んだんですが、購入時にAmazonのレビューとか読むとですね、やっぱりというか案の定というか「こんなの本当の登山じゃない!」「荒唐無稽だ!」「こんな事でリスクを軽視する登山家が増えるのは困る」といった批判があるのですよ。で、私は単純にマンガを読んでるだけで山と登山の魅力を知らないから、この批判がマンガ作品の批評とまとめ並べて良いのかと考えると、正直不粋なように感じたのです。

しかし、やだなぁ。

スゴイの見つけちゃって。



ああ、ヒトコト言いたくなる気持ちっていうのが何だかよくわかった026.gif
私がやってる流派は三戦関係ないんだけど、そんな部外者でさえツッコミを入れずには居られないすばらしさ。(ちょっと微妙な)なりきりイケメンから写真の反転使用にいたるまで、ツッコまなくて済むところが見当たらない。いったいどういうコンテンツに使用されたページなのか、わかることが一つもないありさまに見える。

大雑把に説明すると空手の流派って北と南に分かれていて、現状南派のほうが殆どです。で、この南派の人たちは三戦(サンチン)立ちという内股気味に構える立ち方をします。内股のまま左右の足を弧を描くように前に運ぶのが特徴で、下半身に重厚な安定感があります。この状態から諸動作時に横隔膜を引き込むように息を吐き出すのです。この時に独特の呼吸音が聴こえます(タンを吐く時のクァー!っていうのを口をすぼめて言うような音)。この一連を三戦(サンチン)と呼んで、この動作は南派の基本となっているのです。正確には特に型でもないし、防御法とはいえなくもないが、本意ではないというあたり。こちら↓ホンモノ。





↑動画のコメントに「後ろのひと何やってんの?」と入ってますが、うん、普通そう思うよね(ゲラゲラ003.gif)。三戦(サンチン)立ちをする流派は基本打たれても平気だもん!という剛力の体作りを目指すため、立ち方と呼吸がきちんとできているか後ろのエライ人が確かめながら稽古をつけているシーン。

で、大抵の空手の稽古をみたことがあるよ、という人は恐らくほとんどがこの三戦(サンチン)を目にする機会のほうが多いはずで、日常動作とかけ離れていることからもエキゾチックに見えるのではないでしょうか。呼(こ)ッ!屁(へ)ッ!とかKANJIにすると実にエキゾチックだよね!

ところで、たしなんでる本人たちも同じようにエキゾチックに感じては「よし!オリジナルで名前つけちゃうゾー!037.gif」なんて人も結構いるわけでして。問題なのは関係者以外には区別がつかない、ということ。なるほど小言を言いたくなる気持ちはこういう心配からきているというわけか。

呼(こ)ッ!←と読むらしい。_b0046213_1556119.jpg

by jaguarmen_99 | 2011-07-10 17:20 | 日々どーでも
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