自炊歴は浅いほうだと思うんですが、割といろいろ手出ししてみないと気が済まないところがあってコレを繰り返しているうちに → 自分がケミカル系に弱いことに気づいて → 「外で食えないなら自分で作るか。」 → 自炊率とスキルが加速というのが私=我が家の食卓の正体です。
ずいぶん前ですが、ある青年が「パスタが好きだけどソースが高いんで満足いくほど食べられない」という話をされたので、自分で作ればいいジャン、と答えたところ
「あれって自分で作れるんですか???!
」
と返された。その気持ちワカルなー。なぜって私も過去そう思ってたんだもの。こういうのって実際作ってる人がいて現場を見ないと段取りがつかめないので、どうも実感が伴わないところがある。身近な例だとパスタ用のトマトソースとかカレーとかシチューとか、特別な何かを買って来ることで始まると思い込んでるメニューって結構あると思うんですよ。和風のだしの取り方とかもどこか敷居が高いように感じていました。
現在自炊のスキルが上がって、上記のことは大した手間ともできぬモノとも思わぬようになっていますが、自炊歴が浅いせいなのか、インスタントやレトルトを謳歌した私にはやはりこういう「自分で作れるの?」というツボメニューがいまだたくさんあるのです。コレなんかそう。
【塩辛】自分で作れちゃった・・・
自分で作れるものだったのか・・・と改めて感動。なじみの魚屋さんが時折オリジナルの塩辛を出しておられるのだが、ここは使うスルメイカも売っているので → 私もやってみたい!と。このスルメがすごいったら無い。塩辛には肝がポイントですが、このイカのやつめ!ポンポン焼き(いったん捌いて肝をゲソを胴体につっこんでアルミホイルで包んで焼く)にするとオレンジ色の脂がにじみ出て来る。船上冷凍といって一番肝が肥っている時期にとってすぐ船上で急速冷凍してしまうんだそうです。
基本自分で作って食えるの?という疑問が拭い切れてない&生ものだから怖かったというのが正直なとこなんで少し食って様子を見る・・・・よし!平気!
案外簡単に出来ちゃうんですね、塩辛って。そのうえ旨いときたもんだ。先人達に畏敬の念。
でも、うーん。1回しかやってなくて工夫もへったくれもありませんが、魚屋のオリジナルのほうが旨いなー。親父さん、どうも塩が違うような気がするなぁ?
魚屋さん「フフフ。そう、塩はね、ちょっとイイの使ってんだよ。」
グぅ(の音)。いや、ウチもフランス産の塩使ったんだけど、残念ながら味が丸過ぎたヨ。それに隠し味もあるよね?
魚屋さん「フフフ・・・・
」
悔しいなぁー(苦笑)。が、またもや肴のレシピが増えた!ちくしょう、親父め!負けたくねぇー!
・・・とか考えだすとスキルが上がります。