人気ブログランキング | 話題のタグを見る
麻酔をせずに(鼻から)胃カメラ飲みました。
生まれて初めて、胃カメラ(胃内視鏡検査)飲みました。
じつは1ヶ月前のこの時に何かしらの劇症を起こして吐き戻してよりずっと体調がすぐれず「逆流性食道炎」の疑いから通院していたのですが、症状が良く変わるのでどうもハッキリしない。どうせなら毎年受診している特定検診に重ねて今回はバリウムじゃなくてカメラでパアッといってみようじゃないの!ということになりました。軽く言ってますけど、迫って来る日程になかなか憂鬱な日々でしたよ008.gif検査日の今日は病院に遅刻する夢を見たぐらいだよ。

特定検診はまぁ当人もラクにできることばかりなので特記しませんが、やはり胃カメラ(胃内視鏡検査)。これから受けるという方のためにも記録に残しておきたいところです。

私のブログ、じつは過去記事【歯医者の麻酔が効き過ぎな件。】へのアクセスが継続的にありまして、今回力技でやってるんで参考にならないかもなんですが、こんな方法も選べるぜということだけでもお伝えしたい。

まず私が受けたいわゆる胃カメラ=胃内視鏡検査は最新型の鼻から入れるタイプ(経鼻内視鏡検査)のものです。胃カメラと呼ばれるものには現在口から(直径9mmぐらい)と後発の鼻から(直径6mmぐらい)と2タイプあります。誰だって細くてラクなほうがよかんべ、と思いますが私が周囲に胃カメラおそろしい、と呪いを吹き付けた10人ぐらいの範囲では経験者は全員が口からの検査でした。

で、口からの経験者に聞くとですね

・オエッ!オエッ!とすごくえづいて辛かった!
・寝てたからわかん、だから超ラクチン

という極端なご意見。
ン?上の行は分かるよ、想像できるもん。でも下のってナニ?1cm弱のチューブ通されてグースカ寝てたっておかしくね?そこで調べてみると、どうやら口からの内視鏡検査は鎮静剤を打って、寝ちゃってる間にキャホーイという方法を取るらしい。

うわあ!


これは自分、無理、無理だよー!!!歯医者の麻酔だけで動悸がして局部麻酔で意識が飛びかける私です。麻酔に関しては少ないながらも人より危険が伴うので、こんな全身麻酔みたいなこと、よほどじゃなければオエッとえづくより避けたい処置に決まっています ! だって当人どうなっちゃうか分からないんだもの!

いちおう私は9mmを飲むと覚悟のうえで医者に何が起こるか分からない麻酔パルプンテの件を相談したのですが、ウチは鼻から6mmだから麻酔をかけずにやることも可能かも、とのこと。リハーサルをしてみると、なんと私の鼻の奥は広くてチューブがスルスル入るではありませんか。私は毎日鼻うがい(塩水を鼻から入れて口からだす)をしているので鼻奥付近の出し入れには鈍感なところがありますが、これが功を奏したのかもしれないぞ!?もちろん鼻からの検査でもカメラの通り道に軽く麻酔はするのですが、前述の経緯を話すと恐らくキシロカインに敏感過ぎるのだろう、とのこと。局部麻酔で卒倒するなら反応が過ぎているので、念のため別種の麻酔も用意しつつ、この力技で行くことになりました。

まず鼻の奥に薬品を点鼻して、血管を収縮させます。このあと、通常の場合は噴霧にて麻酔をしますが、私の場合はここ省略。鼻奥がキュッ!と開くので、どちらか通りの良い方にチューブを差し込みます。のどちんこの裏あたりまで差し込まれます。感触がダイレクト。ウヴェッ!このチューブに6mmカメラを通すのかちら?胃の洗浄剤を飲み、内部をキレイにします。ゲホゲホ!さあ、先生登場、内視鏡を鼻から入れます!よし、鼻のチューブ取った!?ってあれ?これ使わないの?(単に穴を広げるものなのか)

ングゥウッォ



結論:鼻からでも苦しいよ、わりと。(※麻酔無しの場合)
まず、もっと細いだろうと思っていたカメラはのどに入るとぐっと太く、みっしりした異物感があります。のどもとの入り口あたりで呑み込めと指示されます。これがちょっとデカイあめ玉をそのまま呑み込むぐらいの勢い。このアメが詰まったような強い異物感が検査中ずっとあります。胃に入っても楽になるわけではなく、やはり食道にぐっと詰まった感触はかなり気持ちを削って凹ませます。リラックス!力抜いて!と声をかけられますがどうやったってお気楽な気分になんかなれません。これやるとき空腹だしね!

参考イメージ

飲み込まずに唾はそのままだらだらと流すのですが、のどの異物感からどうしても体が飲み込もうとします。またカメラは検査と撮影のため、上下に出入りするのですが、飲み込まないよう耐えているところにカメラが戻って来るとやはり

ゥオエッ!


と来ます。鼻からの検査は検査中に会話も可能053.gifとか書いてあったけど、ムリだよな!
いちおう吐きはしません。ただ、オエッ!と一時なるだけ。歯ブラシ奥に突っ込み過ぎた、みたいな。

とりあえず検査は10分ぐらいの短い時間なのですが、宇宙人に内蔵を触手でまさぐられ、よだれたらしたまんま、もはや抵抗もままならぬと悟った家禽の目になるには十二分な時間です。私は口からのは経験が無いのでわかりませんが「鼻からの内視鏡を受けた9割超えが次回も鼻からを希望している、というアンケート結果」という啓蒙ポスターを院内で見ました。鼻だってけっこうしんどい!と思いましたが口から9mm、麻酔無し直球勝負、を考えればおとなしくこのぐらいの苦しさには頷かざるを得ません。

ただ、検査中と直後はたしかに凹みましたが、ノドモトすぎればなんとやら。麻酔かけてないぶん(鼻の場合かけた人もそうですが)すぐに日常に戻れてしまうのはスゴく大きい。飲食を1時間辛抱するだけで済むので、午前に行くと午後は普通に暮らせちゃうんですね。例年バリウムを飲んで下剤が1日効いてしまう私としてはこれは画期的だと思う。精神的な開き直りがこれほど早いんだとしたら、結果的にこのほうが負担が少ないのです。

あと、やっぱりこれが一番かな、中を直接見てるっていうのはバリウムよりも病変の発見が早そうだという気分はあって、年に1度我慢しても良いのかも知れないとすら思える。私は高い所は大嫌いですが、飛行機に乗るのは仕方ないと辛抱しよう、そんな気持ちなんです。飛行機も年1ぐらいで乗ると恐怖感が無くなりますので、もしかしたら来年はもう少し楽な気持ちで検査を受けられるかもしれない。

麻酔が苦手、という方や年に1度の健康の目安にとお考えの方には鼻からのカメラという選択肢はアリだと思います。私のように麻酔をかけないで済むケースもあるでしょう(できたら使ったほうがいいと思うんだけど)。

結論として検査の結果、大きな病理は見当たらず無罪放免でした。
1ヶ月ぐらい悶々としてたので、すこし安心(後で見せられたけど素人にはわかんないヨ!だいたい自分の中味ってそうそう見ないよね?)。

やっぱり血糖値がちょっと高めに出るので(遺伝の可能性高し)これは経過観察のようです。
by jaguarmen_99 | 2013-10-31 14:49 | 日々どーでも
<< ペンパルと文通中。 10/24の文言。 >>