入院から退院へのスケジュール。
盗難も多いらしいと相方の命令で油性ペンで大きく名前を書かされたんですが、シャワーだし個室は洗面所あるし、で現在自宅の風呂場で異彩を放つ『自筆の名前入り洗面器』。正直要らんかった。入院要るもの要らんもの、としては私は腹をやる人は曲がるストロー2〜3本をオススメ。それからご飯のおともにフリカケより味付け海苔。ウエットティッシュ。靴はスリッパNGって言われると思うんですが、クロッカスみたいな食いつきのいいスリッパがいいと思う。スニーカーは失敗でした。本類は絞って。内容が軽いほう吉。腹やって5泊6日だと、精神的にも万全なヒマはあんまり無い

【入院1日目】
総合受付から当該科のナースステーションに移動、トイレ付き個室の希望がここで叶う。ちなみに予定入院の場合受付時間もちゃんと決まってます。
b0046213_71938.jpg

※トイレつき病院個室。拡大できます



同行してくれた相方の前ですこし強がって「意外と快適かもしれないぞ!」なんつって窓を開けようとしたら0.5秒でガタン!左右とも5cmぐらいしか開かない仕組みに声を失う。


b0046213_18474475.jpg当該科の看護師が来て治療計画と病棟での生活(シャワー室の予約や設備の使い方)について説明。その後麻酔科医と翌日の段取りの確認、ここで胃酸を抑える飲み薬。帰りにヘソ掃除と剃毛。とにかく看護師、当該医師、栄養科、食事の配膳…とひっきりなしに部屋にやってきますから落ち着きません。2時間かけてチビチビと下剤を飲みつつ(マグコロール。飲みづらい)夕食後シャワー&浣腸で部屋まで猛ダッシュ。就寝前マグコロールが効いてきたのか一晩中トイレ往復。丁か半か!屁だと思ったらウ×コ漏らしたよ。心細いナ、などと感傷にひたっていたら隣室の高いびきと、どこかから「うあー!おあぁー!」という誰かの悲鳴が遠くから聞こえる。コワイよう…零時以降の水分は指定の経口補水液を飲む。起きて飲む必要はないと言われるも下痢が止まらず飲まざるを得ない!夜中も看護師が2回ぐらい様子伺いに来ます。私みたいな枕変わったら眠れない小心者は個室のほうがいいと思う。夜眠れずに豆電球つけててもテレビ消音でつけててもOKでした。

【入院2日目=術日当日】
経口補水液はできたら3本飲んでと言われ完遂。コレ絶対に予備を1本取っておいてください。そしてグッドモーニング浣腸。できたら3分がんばれと言われるが2分が限界。その後シャワーで清潔に。AM10:00から絶飲食で呼び出しを待つ。手術室はたまに予定が狂うことがあるので事前に呼び出すよ、とのこと。予定より30分早く呼んでもらう。もはやオリンピック選手並みの緊張ではないかいな。相方は部屋で待つ(※病院から説明があります)。患者用の術着=ズタ袋を被ったような縄文人未満の=に着替え、エコノミー症候群を防ぐための色っぽい靴下をはいてより、担当看護師に連れられ職員用エレベーターで手術室の階へ。最後なら困るんで相方に行ってくる、と精一杯口角を上げてみせる。DSに夢中で見てねぇよ、アレ。早く入れたのだけれど何が有ったのか終わったのは予定よりは30分遅い → 目覚めシャッキリを希望したせいか、私は手術室ですぐに正面の時計を見た。足下で執刀医が切除部分をジップロックみたいなのに入れてうれしそうに見せてくれるので私も意味無くうれしい。後で聞いたら部屋にいた相方のところへ執刀医が先に切除部分を見せに来たとのこと。時間差は私の目が覚めるのがちょっと遅かったのかもしれないが謎。ガスは予後の重要な指標ですが、そして術後30分で私は早くも屁をこいておりました。部屋に戻っても術中につけられた尿道ドレーン、心電図モニター、点滴と抗生剤、さらにエコノミー症候群予防の足のマッサージ器がが繋がっています。尿道ドレーンを外すまでは自立できないのでこのまま1日半。硬膜外麻酔のチューブもそのままで、これは翌々日に外す。かなり効いているようで痛み無し。珍しい効き具合らしい。この日は夜中も3時間ごとぐらいに看護師が来てバイタル、血圧、熱をチェックするので、ほぼ眠れません。でも不安だから人と会えるとほっとする。硬膜外麻酔の副作用らしく、ウトウトとして15分〜30分起きては眠るを繰り返す。エコノミー症候群予防のマッサージャーも深夜にはなかなか賑やかです。翌朝まで水もNGですが、のどが乾いた、と頼むと小さな氷をもらって舐められます。これだけでもかなり違う。

【入院3日目=術日翌日】
ここからが回復にむけてしんどい。朝6:30採血。水分とってOKサイン。用意しといた予備の飲み物を飲む。ここで持っててよかった!曲がるストロー大活躍。心電図モニターを外す。体を清拭してもらう。ここで点滴の管をモノともせず、袖のある寝巻に着替えさせてくれるイリュージョン発生。ベッドを起こしてもよいと言われて起こしてみる(電動)んだけど、どうも気分が……何だろう?午後、足のマッサージャーと尿道ドレーン取ったあとは歩行練習開始。歩く心構えを聞いてから一緒にやってみせる。数日前はやってたことなんだから何を今更…と思ったら

みーぐるぐるー!


※目が回るー!歩けない!起きるだけでも辛い!ナンダコレ!!上体を起こして、30秒待って → 安定してからやっと。でも足がうまく前に出ない。点滴がかかったラックを杖に移動せざるを得ないのです。スニーカーは前屈みになるため履くのに難儀。底が滑らないスリッパタイプがおすすめです。初回のトイレは呼べ、と言われたが調子こいて自分でトイレ行ったら段取りをミスったらしい、点滴チューブに血が逆流で素直にHELP ME ナースコール。が、せっかく自分でトイレに行けても、ひどくいきまないと尿が出づらいし出きらない。ちょっと熱っぽいし、頭痛と吐き気が…。でも夕食はペロリ。この日も看護師さんは前日晩と同じぐらいのペースでチェックに来ます。この日は土曜日で担当医師が「退院日勘違いしてたぁー!」と飛び込んで来る。通常は前日だが、土日はいないので月曜当日に診察して退院だと言われる。病院の基本機能は土日休みなので、薬剤科から飲み薬の痛み止めを置いていかれる。夜中バイタルは1回あったかな?ここから減る。

【入院4日目】
朝空腹が過ぎたのか、突如ぼんやりして気分が悪くなる。朝食を無理矢理食べるもキツイ。
入院中ゴルゴを読破しようと目論んでいたものの、とても読める状況ではない。国名とか入ったナレ部分が多くてマンガだってのに全然頭に入らねえ!
この日背中の硬膜外のチューブを取る。この痛み止めがよほど効いていたらしく、抜いて数時間後から腹が晴れ上がってこれが痛い。尿もうまく出ない。ガスは全然出ない、で血圧がハネあがる。おそらく苦痛のせいだろう、と。昼食時は術後のご褒美なのか?豪勢にトンカツなのだが吐き気と目まいが強くてとても食べきれない。食べなくては!ビニール片手に流し込んだ。熱があがりずっと頭痛がする。OKではあるんだがシャワー室へ往復することは難しい。タオルを濡らして自分で清拭。夕食は食べられたが腹が張って困る。ガスを出したくてもいきめない。尿もすっきり出ない。チューブを抜いたのでウトウトしなくなった。薬剤科が置いて行った飲み薬の痛み止めを飲む。が、コレったら呼吸器系の副作用も出る可能性が。この辺りで閉鎖空間へのストレスMAX。隣室が大騒ぎ&子供がこっちに乱入とかイライラする。

【入院5日目】
痛み止めの副作用で咳がひどく、腹が痛むためこれに耐えようとするとまるでぜんそくみたいに呼吸が苦しい。少し慣れたのか、来てくれた相方の前では見せずに済んだ。相方に頼んで持って来てもらった「熱さまシート」で少し癒されるも、ちょうど訪ねてきた看護師から「えっ?水枕あるよ?」とツッコミが。吐き気はだいぶ収まって食事も素直に取れる。ヘソの絆創膏を取る。怖くて直視できん!毎日来てくれていた相方も日に日に私の様子が変わって行くことに生命の神秘を感じるとかなんとか(笑)。そう、昨日できないことが今日はできたりする。術後まだ数日しか経っていないのに。入院している当人はひどく長い時間が経ったような気がしているけれど、全然なのだ。歩行はできるが遅いし、やはりふらつくので、相方に付き添ってもらってシャワー。湯を浴びたら頭痛と吐き気がおさまってきた。尾てい骨がノらない感じ。二足歩行って絶妙なバランスなんだなと思う。まだこの距離が精一杯だけど、ベッドに座っていると割と元気。昼過ぎのバイタルチェックで血圧戻る。午後には心配した友人が見舞いに来てくれた。全部断ってたんで「落ち着いたらな」というヤツのメールにたばかられた。そうそう、お見舞いは病院によってはメールで受け付けてくれる場合もありますよ。後で知ったんですが。断らないでコレにしとけばよかった。やっぱり慰みにはなるからなぁ。

【入院6日目=退院日】
いよいよ退院だが朝からスケジュール押し。6:30いつものバイタルチェック。退院のチェックアウト時間は11時の決まりなので確認。朝食後、9:30に診察があるので最後のシャワー。荷物をまとめて診察を待つ。診察後退院のお墨付きをもらうと、部屋へ戻って看護師から退院説明(次の診察予約、退院後の生活、精算について)、さらに事務の方がいらして請求書が出てくる。これで部屋とはお別れ…と思ったら看護師さん来る。「最後のチェックでーす」えっ?2時間前にやったばっかしですよ?…たぶん規則なのかな。

総合受付で支払いを済ませるんだけど、当人まだふらついてるので相方が贅沢にもタクシーを使ってくれた。が!一番の荒れ道をガンガンふかすタイプの人で、個人タクシーだからと言って侮れんな病院の乗り場から乗せた客には何か想像つきそうなもんなんだが。

ただし自宅に戻ってもあんまり現実感がないというか。うれしいんだけど、特別なことはあんまり感じないんですよ。しばらくしてから自宅に慣れた、という感じで感覚が戻ってきます。
帰って来た晩、私はひどくうなされたあと大いびきをかいて寝ていたそうな(笑)。この間関わってくれた方々には感謝の念にたえませんが、自身にいろいろストレスがかかっていたことは間違いないと思います。退院したばかりの人はいきなりそこが元の暮らしのスタートではありません。優しくしてあげてネ、と思い知った今日この頃です。
[PR]
by jaguarmen_99 | 2015-04-11 08:46 | 初めて入院・手術なの | Comments(3)
Commented by れんと at 2015-04-11 20:55 x
じゃがさんの記事で、いろいろ思い出しましたよ。

5泊だとさすがにのんびりできないんですね。僕はもう、嫌という程暇でした。

海苔が役立ったということは、食事は余りおいしくなかったのかも知れませんね。

僕の時は、経口補水液はなかったです。整形だからでしょうか。

夜中に突然顔を現す看護師さん、不気味な時もあれば、なぜか色っぽく感じる時もありました。

> 点滴の管をモノともせず、

そう、イリュージョンでした。まったく感心しましたよ。

それにしても、じゃがさん、絵がうまいですね。プロなんだから当たり前かも知れませんが、バブルの頃に雑誌で見たような、ちゃんとした絵です。あれ、全然褒め言葉になってない?w
Commented by れんと at 2015-04-12 14:28 x
追伸です。

名前、僕も札幌で書きました。案内に「すべての物に書くこと」とあったので、自分でいろいろな物に書きましたよ。今でも、名入りのバスタオルがありますw
Commented by jaguarmen_99 at 2015-04-15 16:13
■ れんとさま
> 僕はもう、嫌という程暇でした。
じっさい整形のほうだともっと暇を満喫できそうだなぁなんて想像してます。
> 経口補水液はなかったです。整形だからでしょうか。
点滴のかわり、って言ってましたから術前に点滴されたのでは?
> 夜中に突然顔を現す看護師さん、不気味な時もあれば、なぜか色っぽく感じる時もありました。
懐中電灯の持ち方が軍人みたいな人がいて、コレは結構不気味でした。
> バブルの頃に雑誌で見たような、ちゃんとした絵です
ありがとうございます。素直にうれしいですよー。あんまりプロらしくはやってないですが。今は巧い人いっぱい居ますしねー。
> 今でも、名入りのバスタオルがありますw
ダッセェエエアアアアーー!!!いや、あの、捨ててもいいヤツ持っていかなかったの?!
<< 病院ゴハン(前編)。 手術日:硬膜外麻酔と全身麻酔でした。 >>