沖縄県本島地方。元日、二日ともに雲一つない日本晴れの元日です。かなり珍しい。いい ショーガチ でーびる。
今年の雑煮です。よろしくご査収くださいませ。
サボっちゃおかと思ったんですが、相方に作れと頼まれました。
もちろん汁物を含めた正月膳じたいは元からありますが、雑煮を食べる慣習じたいが後発らしく沖縄の家庭においてはあまり浸透してないと断言して良いと思います。下には大根、里芋、にんじん、干ししいたけ、が隠れておりますよ。私どもヤマトン’(本土系)×うちなーんちゅ(生粋の沖縄生まれ&育ち)のカップリング。そこまでは昨今珍しくもないんですがシェフが本土系。現代だし嫁いでるわけでもないんで、食卓で伝統は無視もできちゃうんですけど、シェフは非常にイイヒトなので相方の伝統背骨が細く消えないよう、郷土食も割と頑張ってる方だと信じてるんです。もちろんそれは私も沖縄料理が好きだからやれることで、基本実家に戻ると食卓にメリハリを感じ得ず、がっしりした豆腐とチキナーが異常に恋しくなる。がっつり青臭いキャベツ食べたい。(<<< 分かる方はほくそ笑んでると思いますが)。それなのに、ああ、それなのに。
イナムドゥチ(豚骨とカツオの混合だしに平たくて薄いコンニャクと三枚肉と
カステラかまぼこ)作るか?と聞いたら
相方 :雑煮がいい、関東風の澄まし仕立てでよろしく。
たしかに縁起モンだし、と思って毎年作り続けたよ。でも何かハラ立つんだよ?!
相方 :雑煮美味しいよ。通年で食べたい。
初めて作った時に不満げな顔をしていたアナタ、ひるがえって何でお前は雑煮の魅力に気づかんの?という唐突な告白に膝から折れたい。雑煮じたい確かに美味しいと思う。しかしコレ普通の日に出していいの?とはばかられる辺りにシェフと食うだけの人との温度差が。とはいえ
晩飯クスクスだったけどね。
相方 :モロッコ人でもやらない気がする
時とは物量のない無限の繋がり。大晦日を過ぎると野菜室のセロリの鮮度が変わるわけじゃないんだよ!
<参考>
クスクスとはなんぞや。