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カネを払うだけでは粋じゃないと
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界隈でラーメン(上原家という。かなり美味なので探してみてね。ヒントは「メイクマン豊見城店・ホッパー。観光客が増えると大抵味が荒れるのであまり言いたくないジモティーの気持ちをお察しくだされ」)を食らってからアウトレットモールASHIBINAへ。ASHIBINA=「あしびなー」とは沖縄方言で「遊(あし)び庭ー」=「遊ぶとこ」=標準語意訳をすれば「広場」といった意味合い。この場所に関して言えば

観光客誘致用のアウトレット専門街


ということになりますが、ここがナカナカに面白い場所でして。かなり高価なブランドテナントも在るけれど、手が届くところのほうが多い。よって県内在住者も気兼ねなく行けるワケです。

たった数時間で棚の品物やレイアウトが変わっていたりと、観光客を意識している結果なのか沖縄にしては相当しっかり販売意識を持っていて(正直意識の低いとこがいまだ多い)接客レベルも高い。そしてこれが一番の要因だが。私的にヒイキしているところも特売品はかなり安くて、良い買い物をできるのだ。私は大抵好みのものが10.000円以下で購入できる特売品を目指していて、納得のいく買い物をしたときの恍惚感といったらない!(´ω`)〜♪

そしてもう一つこのモールの長所はといえば、必ずしもオシャレ上級者が集う場所ではないということだ。むしろそういう人々は全体の3〜5%と把握する(じゃがちゃん脳調べ)。林家じゃないだろかという強烈なピンクを表現したコーディネートとか、ぴっちぴちのデニムとか、多くには台×から来日の方も多いのだが日本人も案外含まれている。グッチのテナントにはこの辺りで目にした新しいドレスコードに近い人々が国籍を問わずわんさかいるのだ。こんな批判をしたところで、経済的には彼らのほうがはるかに上なのだから人的魅力と政治問題を混同したいち人物のタワゴト、で問題あるまい(笑)。

そしてもう一つ、本土からの観光客はグッチだイブサンローランだというテナントで、タートルネック23.000円の従業員は白手袋をしているぜ、の世界(私は買えないがひやかすのは無料である)でパレオやノースリーブでご登場というのもどうなんだ?海外でブランドモノを漁る人々がよく酷評されているが、確かにこの調子ならば、と合点がいくところもある。

いや、私もデニムで歩いてますけれど、さておいてもだよ(笑)。


ファッションはもっとトータルで楽しむもの。TPOだってその一つだろうし。ヨソから来て、下品に商品広げて、これくださぁいって万券バラバラ出して、そのブランドの意義を理解したとはちょっと身勝手な儀式じゃないかねぇ、なんて思ってしまうのです。彼女はブランド名が好きなのか、ブランドの品質が好きなのか分からない。それからあと一つ疑問に思うのは、たとえばバッグなどに「YSL(イヴサンローラン)」とかいうワンポイントロゴがデカデカと入っているのがあるんだけどYSLなら見せびらかして良くてYMCAではダメという価値基準がよくわからん(笑)。個人的にはあからさまで下品だなぁ、という気がするんですよ。見えないのに、ふとした偶然で眺めたらゲ、これ高いヤツだ、というのが粋なんじゃないかと。バッグなんか国産でいいから、服をすらっと着てみせて「仕立てが良さそうなことは確かだが」っていいうぐらいの控えめなアピールが粋なんじゃないかと。見せびらかす文化って本家にはあるんだろうか、疑問だなー。バックルにおもくそグッチロゴをあしらったベルトとか自分がつけると漫才師みたいになるんだろうな。このコテコテ感、アジア向けだけの展開なんじゃないかしらん、といぶかってしまう。

所詮は買えてない末端が言うことですから、世の大勢には影響無いことと、自己完結しておきましょうかい。

私は今日ASHIBINAで¥1.400使いました(笑)。
by jaguarmen_99 | 2006-09-09 22:25 | 小粋に遊んでみたいのです
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