「非常に強い」台風13号は案外と足が速く、今日は晴れ間が見える沖縄本島です。
と、いうわけでわたくし映画館なるものに参りまして
笑う大天使を拝見してきましたの。
もうすぐ期限が切れる無料(タダ)券がございましたからよ?(微笑)リンク先はオフィシャルサイトでございますが、スプラッシュムービーはとっととSkipなさったほうが身のためですわ?
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<あらすじ>
親子2人、貧しくも幸福に暮らしていた主人公:史緒(ふみお)は、突然の母の死により初めて会う「生き別れらしい」富豪の兄に引き取られることに。良家の子女が集うというお嬢様学校への転入を拒めず、おまけに突然できた兄との距離感はどうも縮まらない。見慣れぬ世界に史緒(ふみお)のストレスはMAX。「大根のおみそ汁が恋しい。」あのころに戻りたい!
ある日自習の合間を抜け出した史緒(ふみお)は薪を集めてひとり
チキンラーメンを頬張っていたのだが、不在の史緒(ふみお)を探しに2人のクラスメイトがやってきた。
「あなた!ナニやってるの?!」
ところが事態は急転直下!!
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なんでこんなもの観に行ったのかと言えば、映画館のつけたキャッチコピーが
お嬢様が闘う!巨大化する?!
ですよ?ええ。元から駄を期待して観に行くもんではありますが、まあ何ですか、巨大化「?!」ですからねぇ。まさかねとは思ってたんですか本当に巨大化しました。
物語は荒唐無稽の一言。それが面白ければいいんですけど中途非常に半端な「駄」仕上がり。日本映画界は不振だとか言いますけど、こんなバブリーなの撮ってんじゃん、と言いたくなる。ツボを抑えてない駄、という印象。読んでいませんが、映画の仕上がりからするとたぶん
原作は相当面白い類だと思います。二次元だったら面白いだろうことは分かるんですよ、これ。
一条ゆかりの有閑倶楽部は既読なんですが、これに通じる少女漫画感っていうのが有る。でも
結局この辺りのビミョ〜なとこに(笑)。ハウステンボスやら借り切っている割にCGがチャチとか、予算のかけ方のバランスとか観る側に面白ければなぁ、という愛情がいまひとつ伝わらないのはもったいない。人情などで魅せるとこも有るので(兄ちゃんが「母ちゃんの形見やねん。」と妹が落とす本を見て泣くなど、わかっていても浪花節は泣かせるのだw)もっと違うの撮れたらいいですな、この人。
役者さんは良かったと思います。
全員滑舌が悪いのはたぶんキャストで予算を節減しているんだろう。
上野樹里はキレイだなぁ、という気がしたし
関めぐみはクールな役どころで色んな表情を見せそうだし
平愛梨はキャラで幅が広がりそうだと思われます。三人とも昇り調子の女優だろうな、と予見させます。
うーん、でもオススメはしません(笑)。私は普段レンタルのDVDとか借りない人物なのでたまに観る映画にお金をかけることはいとわないのですが、1.000円以上払って観る?と言われたら、特に思い入れの無い限りはオススメできませんな。
でも、ごらんになるとあなたも
おチキンおラーメンをお召し上がりになりたくなられてよ?