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個人情報保護条例にひっかかるもよう
長々ひっぱったこちらのエントリ選管法に引っかからないとはいえがやっと結末を迎えました。

選管法では対応できない、と言われた日から個人でどこまで追えるのかと踏ん張ってまいりましたが、本日真犯人発覚。犯人は元区長さんでした。今日謝罪がありました。

前記事に補足しますが、何故私がオカシイと疑っていたかというと、私、つまり我々の部屋は私と相方が2人ともに世帯主、という特殊な状況にあるわけです。にも関わらず私だけではなく相方にも選挙の支援を願う葉書一通ずつ送られてきた。私や相方の住所とフルネームを把握できる人物は非常に限られてくるんです。つまり葉書を発送するにあたって、かなり公的な文書または契約書からそれが流出していると考えました。

そして本日午前中に前住所の市役所の総務課担当から電話あり。確実な証拠をもって摘発しているというわけではないので、折しも市議会の真っ最中らしい、当選しているという元区長さんを任意で呼び出して訊いてくれたらしい。

すると元区長が言うには、6月に区長を退いており、選挙の葉書の送付先は下記の条件のいずれかに該当するとのこと。

1.ゼンリンの地図
2.電話帳
3.支援者が持ってきた登録カードのようなもの

1は最近はアパートの世帯も分かるようになっているらしいのだが、通常1人しか出ないので、我が家の双方に葉書が来ることはおかしい。2は問題外。掲載していない。つまり3か( ゚Д゚)。
3だとすると元の住まいの大家が店子の情報を流したかあるいは不動産であるが、不動産はかなりきちんとした人なのでこれは考えづらい。

もし元区長が嘘を言っていないのであれば、大家さんがアヤシイということになる。元区長であれ、大家さんであれ、法律云々の前にモラルを問われても仕方ないが。それ以外には郵便局ぐらいしかない。

で、元区長は謝罪したいようなので連絡先を仲介するか?と総務課に訊かれて私の名簿の状況を閲覧、または確認できることを条件とするならと伝えた。するとすぐかかってきた。

そして結局推定の域は出ないが、出馬に際し元区長の奥方が区長任期中の「住民調査ノート」を流用したと思われることが発覚。このノートは公的なデータがベースとなっており(区民台帳として区民の世帯を市役所に問い合わせることができる)要は警官が持ってるそれと殆ど変わらないよなモノですよあーた。しかも任期中=公務中に作ったもんを6月に立場を退いたからといって、自宅に持って帰っちゃうのってどーなのよ?

とにかく本人と直接話したので、先方からもきちんと流用を認める旨と再発の防止に努めることを約束していただき、当方も総務課に一報入れるということでケリはついた。先方の誠意だって理解できる。私だって大騒ぎしたいわけじゃないからこれで良いと思う。


しっかしだね、選挙っておかしいよね、本当に。こういう支援リストに名前を書いてくれとか時期がくると言われたりするんだけどさ。結局アタマ数揃ってればいいや!っていう実のないことになるのも、虚しいもんだなぁと改めて。こんな事に加担しておいて、いったいどうして政治批判ができるんだろう。そして個人情報保護と選挙管理法はまるでリンクしていないらしいことも今更オドロキだ。出所の知れない無意味なリストなんて役に立たないのが分かっていながら、知らない家のポストにやれそれと投函される。

本当の事を知るため、それだけでもだ。私も賢くならねばね。





※2006.10.5追記
午前中に総務課に電話をいれて、とりあえず証拠がはっきりしていないという前提をふまえ、今日担当のもとを尋ねるであろう元区長さんに私的な立場として忠告をしてくれということで担当者ともに合意の結審。かくたる証拠が有る時点ではないため行政指導は難しいとのこと(議員だから、ということではないですがと念押しされるとこがまた(笑))、相手側の誠意を感じるので私もそこまでの処分は希望していない。
これにて作業終了。
by jaguarmen_99 | 2006-10-04 19:34 | それは一言文句を言いたい
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