第3回:(減量)スーツの謎第2回でもうたいましたが、私個人の経験上では肥満がそうであるように、
ダイエットも複合的な要素が重なって得られる効果だろうと思われるので、一つの側面だけとって痩せられる!とうたわれる情報はよくよく考えるべきではないかと思います。

さて、見かけたことあると思うんですよ。サウナスーツとか減量スーツとか呼ばれるヤツですね。そして夏本番だというのに、これを着て水も飲まずに真っ赤な顔をして走っている方が時折おみかけできるんですが。
やめろとは言わないけど水は飲もう。
第2回記事にさらに重なるんですが、このサウナスーツをつけていらっしゃる方が目指す「ダイエット」って、本来のダイエットなのか、それとも減量なんでしょうか。
減量というのは例えば体重別階級のあるスポーツ選手などが行うものであり、彼らも普段は(もちろん一般人より高いレベルで気を配っているが)それよりも上の体重で過ごしています。なかば強引な手法で直前に絞り込むのは普段得たパワーを落とさないためです。じっさいはカラダを大きくする時期と絞る時期を交互に迎えています。ボクサーが発汗することで体を絞っていくのは体脂肪よりも体重を減らすため、です。人間のほとんどは水分でできていますから水分を失えば体重は減ります。そして一瞬ですが筋肉にエッジが出てきます。→やせた!←いえいえ!落ち着いて考えて。
水飲んだら戻ります。だって水気が抜けただけですもん。
一般市民である我々がそこまでしてアスリートのマネをしたいのなら、まず彼らと同じポテンシャルに体を作ってこそ同等に考えられそうなものを、どうしてかダイエットは占いと同じ。
都合の良いことしか耳に入らないようにできています。私もよくよくネガティヴだと思ってましたが、そうでもないんですねぇ(笑)。しかし大抵の一般市民には減量よりも体脂肪を減らすダイエットこそが本道のはず。

そしてもうひとつ、非情に誤解されやすい部分かと思うのですが
運動して体温があがることで体脂肪が溶けているとお考えの方。これはよくある誤解です。結論から言うと脂肪がつかわれるのはもっと細胞レベルでカラダに関わることなので、例えば夏の暑い日々に体重が減る、体脂肪がちょっと減る→じっさいは前述のように水気が減ったり、バテてカロリー低めの食事を続けている結果なので→同じように考えてはいけません。暑いから、体温が上がっているから減っている、ということではないと思われます。
単一食品さえ摂取すれば痩せられる、などの情報はかなりの肥満の方なら効果があるでしょう。じっさいもんだい肥満が進むほど塩気と脂っ気の強い食事を好みます。しかし
あなたはバターではありません。
肥満の方もそうじゃない方も、いくつかの要素があって今のカラダが成り立っているはずです。
サウナスーツにも実際はいいとこがあるんですが、私の感想としては「割に運動に慣れた上級者用」であって、普段運動もしない生活の肥満程度が高い方が間違った減量を目指してこれを着用なさるというのにはうなずけません。また、水分を摂らないダイエットはもってのほか。いわゆるドロドロ血になります。ダイエットにも一利ナシ。運動をするなら、水はバンバン摂取しましょう。
減量ではなくダイエット、を一緒に目指しましょう。