ハスラーって何なんでしょう?と。
『ハスラー2』という映画がありまして(1986マンガ「山口六平太」連載開始年)これがバブル期の日本にポケットビリヤードの大ブームを巻き起こしました。ニタニタしたトム・クルーズが最後までニヤついているという、オススメの見なくていい映画です。ものすごくまとめるとトム・クルーズは当時新星のスターに見られていたわけで、「トップ・ガン」で彼が全然着てもないのに間接的にMA-1人気爆発とか、すごく影響力有ったんですね。(※参考:皆が脳内で追った元イメージ)

さてこの映画、原題は The Color of Money、何がハスラーなん?と言いたいとこなんですが、1962年の「ハスラー(The Hustler)」に端を発しています。ポール・ニューマン出てますが内容は繋がっていないスピンオフなので広告代理店の忖度だか斟酌だかによる、パーフェクト便乗です。しかしハスラーとは何なのでしょう?ハッスルする人ってことなんだとは思うんですが。

1962年
b0046213_13381859.jpg元の「ハスラー」を観た世代は苦みばしったポール・ニューマンが挫折と哀しみを乗り越え自らの誇りを再び勝ち取る様子に、何やらカッコイイ!ギャンブラーを想像していたのではないでしょうか。



ところがこの2作の間には20年以上の年月が流れておりまして

1975年
b0046213_13415334.jpgここにヒット曲The Hustel/Van McCoy and the Soul City Symphony登場


ペッポペッポポー Do The Hustle !! っつーわけで元気いっぱいじゃないスか?コレ。水曜ロードショーっぽいトランペットもイカス。たぶんこれがハスラーの意味を分断しちゃうことに。

1976年
ひらけ!ポンキッキ!ハッスルばあちゃん

1986年
b0046213_1355741.jpgくだんの『ハスラー2』ロードショー。ストーリーの浅さとクルーズ氏の元気いっぱいな若さも運悪く重なって


よおし!頑張っちゃうぞ!みたいな意味なんかな、と漠然と考えてたのは私だけではないはず。だって1962年の観てないもの。そして今みたいにネットで調べたりできない時代なんで、あんだけ乱立したプールバーも、何で「プール」って呼ぶのか誰も知らないし(諸説あるようです) 英単語 hustel とhassle の聞き分けできないまんまでも困らないもんだから、いまも誤解したまんまの人が多いのでは。

ところが私は偶然、ソレ違うよ、と教えて頂いた。この時代、じつはプールバーとやらの乱立以前から学生街なんかには古くからの「ビリヤード場」が残っていて、そこに通っている古株のオトナ達が物見遊山に夜の街に流れて来てたんです。私プールバーでアルバイトしてまして。そういうお客様の1人に映画のハスラーは賭けビリヤードの人とか、人と騙すとかの意味もあるみたいだけど、と教わったんです。「前にもハスラーって映画有ったの知らない?」って(笑)。

044.gifつまりハスラー、というのはギャンブラー、要は「なんとなくハスラー@1962のイメージ」で合ってる。


b0046213_13501452.jpg人を騙すというより、緻密な計算や弱みを見せない工夫というか、駆け引きって感じなのかな。


しかしここまで来てもたぶん語源であろうハッスルとハスラーが結びつきません。外国語あるあるだと思うんですが、単語を辞書で引くとやたらに多方面に意味を持ってるヤツとかあるので、こういう時は語源を探って表そうとしている雰囲気を探るのが手っ取り早そう。動詞の俗語などは頻繁に使われるうちに意味が変化していくことが多いですよね。

そこでまず語源であろう 『ハッスル』について調べてみると、wikiによれば

「映画ハスラー」の翌年にあたる1963年に阪神タイガースがアメリカキャンプから持ち帰って来たとか(笑)。同年植木等が映画内で曲を唄うも NHK がハッスルはアメリカの俗語では売春婦が客引きする意味があることを理由に放送禁止用語にしていたと。

もういっちょ辞書で見てみると…。たぶんなんですが本来の意味として粗っぽく人や物が移動する(させる)状態、を指しているのかと。「だまし取る」も含まれているので、ハスラーの語源がこれであることも間違いないと思います。娼婦の誘い言葉、とかだまし取る、とかまあ何となく「ガンガン行こうぜ」印象的には有っているかな。「ダンス」も含まれていますね。Do The Hustle !!ってやってるのはハッスル=ダンスのことだったのか!そういえばドラクエにもハッスルダンスってあったな。…ネットの海は広大だわー。

しかしヒット曲や文章に組み込まれる経緯のせいか、張り切るハッスル、でもハスラーと言われるは認知度高い、でもハスラーについては「ビリヤードする人?」と理解にばらつきがありそうです。まあ知ってても得はないしいいんじゃない?と思ってましたが

2014年
スズキ ハスラー 発売

えっ!ナニ?(錯乱)


元気いっぱい!????

参考:オフィシャルによるとまさかの『ギャンブラー』

ええええっ…鳥山明まで使っておいてあンた背中が煤けてると仰る!!!???
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岩井の本棚


(以前yan-twoさんに教えて頂いてから Keep チェック)

一番のハスラーは一見の客と店の権利をかけて勝負しちゃう、でも顔も描かれない主人公の父親ではないでしょうか。ダメなほうの真性ギャンブラーだよ、コレ。それに相手だってイカサマとかじゃなくて正々堂々申し込んで来て勝負してるし!
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# by jaguarmen_99 | 2017-03-27 17:03 | ビリってtrès bien . | Comments(4)
夜中に地震が有ったんですよ。
数日前、深夜にグラッと揺れたんです。そう、地震。深夜2時前だったと思います。

何でだろう、夜中に地震があるときってその前から起きいてその後のグラッ!というのをまるで予見していたような気さえして私ゴッドなのかすら、と思ったりするんですが、たぶん普通にP波の時点で(※参考:P波とS波)目が覚めているのでしょう。

枕が合ってないような、と言い出すほどなので元々何が有っても熟睡してます、という人が本当に羨ましい限りではあるんですが。久方ぶりの震度3でした。1分ぐらい続いたのか?何だかなじみの無い揺れ方(長い!)。相方がグースカ言ってたんで、私は叩き起こす用意をして様子を見たんですが、何もありませんでした。相方は起きてた、と言い張っています。「じゃがーくんがトイレ行ったのも知ってる」っていうんですが、それ地震も収まって速報津波チェックして(海が遠くありません)市からの防災メールがとっくに届いてから、ね。こんな嘘ついて何の得があるんだか。

登録しているとN市(県庁所在地)の防災メールが届く仕組みになっておりまして、他の自治体は知りませんが大変有り難い。「地震!」もそうなんですがヤバめの波浪警報とかきちんとメールしてくれるんです。有り難いことだといつも思っているんです。誰かがそのために深夜勤している。水がジャーと出てガスがボーと燃えて屋根があって寝床でぬくぬく。生い立ちがサミシイせいなのか、中年の今になってもそれらが全く当然だと思えずにいます。ただまぁ、そういう自分は嫌いではありません。
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# by jaguarmen_99 | 2017-03-26 16:28 | 日々どーでも | Comments(1)
3/26の文言(満塁ホームラン気分)。
ピーピープーピプー…

私『………』

相方『………』

私『相方くん、鼻笛鳴ってるよ。』
※ 鼻のお掃除が行き届かず鼻息が高音を出す現象。

相方『………』
私『………』

ピーピップッピーピプィー…(吸う)
ピーピッピスピスピー…………

相方『スピィー…(ドヤ顔)……』
私『………………!……』

私『………ドヴォルザークの「新世界」?』
相方『!!!!!』

2人『うぉおおおおおお!!!(喜)』



参考:新世界
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# by jaguarmen_99 | 2017-03-26 15:57 | 日々どーでも | Comments(2)
何か言って欲しかったって思うとき。
ン?アレッ?あそこに看板無かったっけ…?と思ったら、10年ずっとメンテをお願いしてきた

バイク屋さんが店たたんでまして


まぁ、修理パーツが届いても連絡先書いた銀行でもらうメモパッド無くして電話よこさないような人だし、割と良く来ている上客の類のはずなのに毎回その銀行でもらうメモパッドに電話番号書かされるしで、閉店の知らせの貼り紙すらしないのも、親爺さんらしいと言えば確かに親爺さんでしかない。

先月会ったときに年末入院してた、とは聞いたけれど、店を閉めるのはその後決めたのでしょう。私が言いたいのは顧客責任ガー!とかじゃないんよ。なんで、礼ぐらい言わせてくれれば良いのに、と思う。そして中年になるとですね、不義理じゃねえかという思いとともに

『まさか、この世には居るよ…ね……?』

という哀愁も同時に浮かぶようになり、まあきっとお互いさまなんですけれど、若い頃に比べて別れが寂しくてたまりませんネー。嫌いな人はどーでもいいんですけれど、縁(エン)の深さに応じて息災であれと願うのも加齢の一面ってモンなんですヨー。

今回のこのショック、既視感があると思ったら、そうだ、もう無いので実名を出しますが『屋台バザール』(※こちらの方のご紹介が詳しいかと)っていうメニューぜんぶ旨い店もいきなり閉店してて。あれもショックだった…。閉店直前ぐらいに10人ぐらいでお邪魔して(予約入れてます)普段全く笑いもしないマスターが『このぐらいの人数だといいネ!』と初めて笑ったんです。私はその時心底感動し、こう思いました。

マスター、私の顔おぼえてたんですね…。

※↑大変愛想の悪いマスターです。

話は違ってこちらは本当に先にあちらにいらした方のお店の話。昔よく行っていたおでん屋の前を通ると違う店になっていました。「悦ちゃん」という、沖縄おでんとお酒の小さなスナックです。知って驚きましたがご店主が昨夏に他界されたとのこと。家で晩酌派になってしまって、すっかり不義理しているうちにお礼もお別れも言えないとなってしまいました。「おでん 悦ちゃん」でググるだけでたくさん画像が出てきて、ママの元気な姿に思わず目が潤みます。声だって覚えているんだ、ちゃんと。それなのに、あぁ…。

この店には3つ誤解があります。3つの誤解は青字にしておきます。
お店の晩年期にはなぜか「鍵を閉めているヘンな店」として観光客向けにもガイドやネットで情報拡散され観光スポット化していましたが、これはガイドで取り上げられて面白おかしく脚色されているだけ。この店は昔からある地元向けの小さなスナックで、説明はしょりますが界隈も桜坂社交街なんていって今もそうですが場末感漂う場所だったんです。スナックとかゲイバーが乱立してるのよう。

閑話休題。「おでん 悦ちゃん」は鍵は元々かかっていませんでした。ただし、もともと一見さんお断りな店なんです。ちゃんと理由があるんですが、エピソードを一つ。

ママが鍵を閉めるようになったのは今から20年ぐらい前だと思います。ある日行ったら鍵が閉まってた(※鍵といっても簡単な錠です)。中に人は居る。ノックをすると、ママが奥から出てきて私の顔を見て開けてくれた。営業してないの?!いや、開いてるよ、というやりとりがあって、こんなのが数回続く。ある日私は尋ねましたとも。

ママ、何で鍵閉めてるの………???

するとママはなじみ客のキープボトルを背景に応えた。

酔っぱらい怖いじゃない!

私は雷に打たれた気持ちだった。ここは呑み屋じゃないのか。現にカウンターのおっさんはキープの酒を呑んでいる。えっとですね、大雑把に言うと場末ゆえ本当に面倒な人たちも流れてくるわけで、それで酒癖の悪い人が大暴れしたと。店はママ1人でやってらしたんで、対応に困ったんでしょう。出禁にするもそんな輩が言うこと聞くわけない。で、鍵かけるようにしたんよ、と。言ってるそばから女の人が来て門前払いされました。知らない人なの?とママに訊くと彼女もやはり過日大暴れしたとのこと。で、こういう人ですから。謝りにも来ないでしれっと来ちゃうんですよ。「…様子見てですね…」(ママは全員にですます調で話す)。

一見お断りな店ですが、ただしママは一度来た客は忘れない。よって一度来た客に連れて来られた客はOK!という京都なルール。そして段違いな記憶力を持つママは下戸です。観光客が増え、移住組が増え、既存のネットワークからではない一見客が増え、それまでのやりようでは捌けない増える問題にママは独りで対処すべくこうなさったのでしょう。ママはいっさい余計なことを言わない方でしたし、しかし10年振りでもちゃんと私の顔を覚えておられる方でした。一度だけ異性の同性愛トモと一緒に行ったことがあって、ママがプライベートに切り込んだのはこの時だけです。「ねぇ、お2人は夫婦なの?」
雰囲気がすごく似ているし、どっちも美男美女っていう感じで(ママの世辞)センスも似てる、夫婦なのかと思ったの、と。お世辞は嬉しいけど、ごめん、どっちもそっぽ向いてんのヨ。界隈の桜坂社交街はゲイバー多しと前述しましたが、ママは色々敏感な方でした。

そしてママは『悦ちゃん』ではない。
これはママに訊いたことあるんです。ママが悦ちゃんなの?
違う、先代が悦ちゃんなの。私は二代目ヨー、と。昔芸能人だったって聞いたよと訊ねると、それは先代。芸能人というか沖縄の芸能やってた人でネ、と。

話がそれきりになって、私はママが何者なのか、どんなお名前なのかも知らない。どういう方だったかだけしか知らない。お話が面白くて、やっぱりこの方も沖縄芸能やってらしたんだろう、という感じで、そして目鼻立ちがきりっとしていて年を重ねても分かる、相当な美人だった。こんな方に世辞でも美男美女って言われたら浮かれちゃうさね、ホントww。

ママはミステリアスな方なんで、全てが本当かどうか私には分からない。下戸というのも面倒を避けるためのように聞こえるし、悦ちゃんとなれなれしく呼ばれるのが嫌で話をでっちあげたのかも知れない。でも地元のスナックなんて、そんなファンタジー込みでしょう。

そして4つめのおまけ誤解。
「おでん 悦ちゃん」の古いジュークボックスは100円で3曲ということになってるが、動作がヤバくて2曲で終わる時もあるし、4曲以上かかる時もあった(くだんのママ公認)。さっきから石原裕次郎ずっとかかってね?みたいなのも有ったし、ちあきなおみがかからないよ!とか有ったなぁ………

何か言って欲しかったよ。お礼を言いたかったし、言いたいよ。あなたたちが控えめな人だって知ってるからこそ、ちゃんと直接言いたいよ。

そして「悦ちゃん」のママ。あの世でも声かけてくださいねー。またお会いしましょう。
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# by jaguarmen_99 | 2017-02-25 21:20 | 日々どーでも | Comments(6)
今年のバレンタイン、紫に染めてみた。
お若いコはもう、美内すずえ先生を読んでなどおらぬのではないかのう?などと知人と。私はマンガが大好きですが、何がいいってマンガ文化のいいところの一つに必ず温故知新的な作業があるぞっていう伝統芸のニオイがするところですかねぇ。

さて、美内すずえ先生の金字塔、

ガラスの仮面


色々私生活がブレ過ぎるゆえ遅筆がたたり、作者存命中に終わらないのではないか、いや、何だかあのひとギラギラしてて長生きしそう、ならば元の読者の存命中に終わらないのではないか、という不安をまきちらす(元)少女向け長寿マンガです。前述のとおり私はマンガ大好きなんで何でも読みますが、少し毛嫌いしていた少女マンガ界もこの作品によって改宗せざるを得なかった。美内すずえ・竹宮恵子・萩尾望都だけは少女マンガが苦手でも、どうしても抑えておきたい大作家さんです。対極にある「王家の紋章」もまだ未完という部分では元少女向け「山口六平太」とお考え頂いてよろしいかと。

さて、もう古事記みたいなもんだからネタバレも何もあるまいと思って唐突に語ります。下の行からね。逃げたいヤツはそうしな。

くだんの『ガラスの仮面』は主人公マヤを小馬鹿にしていた芸能プロのイケメン速見真澄(はやみますみ)※回文ではないぜ!、はマヤを眺めるたびにその天賦の才に心を揺さぶられ、しかし立場上公言することもできず、メディア上には浮かびづらい彼女にこっそりと=紫色のバラの花束=を送って応援するようになります。主人公マヤは大嫌いな芸能プロデューサーがその正体であるとは知らず『紫のバラの人』が今日も見に来てくれたと心の励みに、月影先生のもと精進を続けるのです。

というわけで今週頭のバレンタインデー企画。紫のアレのひと弁当
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いわゆる巷のキャラ弁は味もおいしいですよ!という触れ込みも多いんですけど、殆どは含まれているハムとかケチャップやら、ふりかけとか、市販の具材の旨さだと思われ、いま私は同じようになかなかいけますよ、と言いたいのだけれどじゃあ手間かかってる=美味しいは絶対でもないとも知っていて、ええ、まあ紫色にしてみたんですよとしか言えないこの平成の世の中よ。サラダが彩りを添えてしまったことが口惜しい。

サラダは何とか言うからし菜の一種で紫の葉の部分を生食できます。緑の茎のところは塩もみしてチキナーとして食いましたが。黄色いのはセロリのマスタード漬けです。スジをとって軽くゆがいたセロリをゆるめの片栗粉で砂糖、酢、塩、マスタード(ホットドッグとかに使うやつ)と和える。これは中華料理。

スープは紫色のカリフラワーとジャガイモのポタージュです。見ために反してえらく優しい味。フランス料理かな。

おかずは焼いた茄子にラムひき肉に色々調味を加えた肉餡を詰めたもの。トルコ料理です。
ハンダマの和え物は胡麻和えではなく、ピーナツ味。しいたけと干しエビのアヒージョ。スペイン料理。ちょっと紫っぽいべ?

ごはんはうずら豆と赤米を含ませたもの。この季節生のうずら豆が出回ります。炊飯器にそのままタッ込んで炊けるという優れもの。ビバ、ニッポン!

これの他にデザートとして団子を添え餡子(紫色)とみたらしに。ほら、みたらしに使う醤油もムラサキって呼ぶはず!
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# by jaguarmen_99 | 2017-02-18 19:11 | 日々どーでも | Comments(8)