たまに土産や贈答のために観光客向けの店に行ったりしますが、まあ、多く無いことなんでお店ってだいたい決まったとこです。
さて、これをごらんになられている方。『紅芋タルト』ってご存知ですか?聞いたことはあるぞ、という方も多いかも。東京の友人にこれは土産で喜ばれるよ!なんて言われたんですが、別な人に言わせると沖縄展とかよくあって見かけがちだから有り難みナシ、とも。この商品、古い世代だと「えっ?ポルシェが作ったんじゃなかったけ?」(※ポルシェとは読谷村ーよみたんそんーにあった小さな洋菓子店。紅芋製品の大ヒットで事業拡大)なんですが、昔からあるから占有呼称を認めないという謎判決により『紅芋タルト』はいろんなメーカーが同じ名前で出してます。伝統菓子、金楚糕(ちんすこう)はわかるけど『紅芋タルト』…??言ってもせんないことですが。これは他の地域ではどうか図りかねますが、たとえば東京の人が『東京ばなな』よく食べる?と聞かれたらあまり機が無いと思われますが、この島ではなぜか観光客向けの土産菓子も割と普段の生活で出てきやすいので、とくに買ったりしなくてもちんすこうだ、紅芋タルトだと皆それなりに食べる機会があったりするんです。
さて話変わって。私の今のオススメ土産はですね
プレミアムパインケーキ
です。これ頂き物で食べたらあれっ???存外に美味しい!?私も相方も大変驚きました。なんで驚いてるのかというと販売元は
とあるパイナップル専門店なんですけど、
けっこう低いクチコミは私も同感なので、さればこそむしろなんでこの菓子だけ旨いのか、と驚いた次第なのです。このパークじたいもう口コミに嘘が無いのに加えて私からも思い出を一言そえると
・パーク内のカートは「ハンドルに触るな」と言われてレールの上を走るだけ
・食べごろのパインの音がわかる!コーナーはどこを叩いても造形なりのほぼ同じ音
・食べ放題パインは確かに県産品かもしれないが、そもそもパインだけ大食いできるものではないし、雰囲気もへったくれもない
観光客目当ての商売なんだけどとにかく接客レベルというのがかなり大雑把というか原始的でして、全体像としては営業センスが悪い、それなのになぜ菓子のセンス「だけ」はいいのか、同じ線状で考え難いほどの落差。さて、この菓子なんですが悲しいかな空港とかでは売ってなくて、この問題のパークか空港手前にある
こちらでのみ入手可能。フフフ、こっちなら普通に菓子だけ買えると思うだろう?ええ、いいですよ、どうぞおこしなさい。
ああ〜接客レベル同じだぁ…。ちゃんと同じ系列店だぁ、って思うからwww。100km 離れてる本店とどうやってここまで雰囲気シンクロするのかなー。笑顔無いけどとにかくしつっこい、「公設市場」と同じ(県内の人は笑えるかと)。あぁ、なのに菓子「だけ」は上手くできている。正直バラにしてコンビニで売ってくれたらちゃんとファンがつくレベルだと思う。なぜ中の人だけがセンスいいのか。もとい早計か?もしかしたらこの菓子だけがアタリなのかもしれないし…。すると、ここんちが作ったらしい紅芋タルトをもらいました。ははは、まさかこれ、他より美味かったりしてね。
‥美味しかったです。
ポルシェ(現:御菓子御殿)やナンポーのタルトに比べ、餡部分が非常に素朴で自然な甘さ。タルト部のザクザク感も固めで古き良き美味しさ。私にしては珍しく、ここんちの菓子はお土産としてはお薦めできます。思い出としては全くお薦めしかねるのが玉に瑕。というか菓子だけ瑕の中の玉なのかも。