正月に
相方とともに、アメリカに嫁いだ義妹とビデオチャットでやりとりをしたのですが、何か送ってほしいモノはあるか?と尋ねると
カレーせんべいが食べたい
うん、わかったー。
ええと、せんべい、ルウ、うどん、ラーメン、パウダー。カレー関連商品を探してみたところ、こんな程度でしょうか(レトルトは重量が増えるので外す)。意外ですが駄菓子にありそうと思いきや見当たりませんでした。外国への郵便小包は内容物を英語で記載する必要があり、荷札にはすべて
CURRYがつく予定。義妹はやたらと生真面目なところがあって
こういうジョークに笑わないタイプなので今回は笑ってもらえるだろうか。←ムダなサービス精神
まあ、ふざけているようですがこれでいてちゃんと考えていないわけでもないのです。
義妹が帰国時にちょっとおかしかった事があって(
あれから5年も過ぎたのか〜)この時の彼女ってもう、食べるモノさえ摂らずに喋ってたんですね。で、ひどくなって夜中に救急病院へ駆け込んで投薬を受けた。この薬がかなり効いたらしく電池が切れたように半日以上眠ったかと思うと、起きだしてきて腹が減ったと言う。僕らの部屋にはカップ麺があって、それを手渡すとあっという間にぺろっと平らげたんです。
カレーうどんを。
そして、スパイスに触発されたのか、物足りない、もっと食べたいと言って弁当も食べた。
私たちはホテルの部屋に充満する
カレーのニオイに包まれながら(苦笑)このとき心から安堵したんです。
やっと普通に食べてくれた、これで持ち直してくれるだろう、と。
極限の状況だったので義妹と
カレーは私たちの記憶のなかでワンセットになって‥
いや、カレー直接関係無いんだけれども
バッグに詰めてるときに我が家の買物カゴをじっと見つめる方ありき。そりゃそうだ。いったい何があってこれほどまでにカレー製品だけを買い求めるのか。
相方に私を「王子様」と呼ばせるようにしておけば、きっとこの方は「今日カレーの王子様を見た」と笑ってくれただろうに。(←ムダなサービス精神 again)