2年ぐらい前から生のアナゴを自分で調理して喰うようになっているのですが、近頃は
魚屋三代目さんのレシピにならい、手に入るともっぱら煮アナゴにしています。ふうわりと柔らかい身がほろっと崩れて、淡い旨味が薫る!うーん、ウマイ!
さて。新年度を迎え
相方の勤続××周年祝いとして、私にしては珍しく
できあいの寿司を買って用意。もともと寿司なんて殆ど買わなくなってるので、期待はしていないんですが、いちおう魚市場で買うものだし、うまくいけば標準値以上だろうと期待してみる。乗ってるネタが怪しいんですが(取り扱ってない魚が多い)以前ほかの店で買って失敗したので、この日は別の店で買う。
結論:再び大失敗
すばらしい!「大」をつけてよろしい。私は滅多なことでは食べ物に非礼をはたらきたくないと考えているが、一部は
の‥呑み込めねぇ……
喰ったものを「マズイから」吐き出したい、と心から思ったのはたぶん生まれて初めてです。
しかしここはこらえて辛抱!
そして最後のオアシス、アナゴの握りを、と思いきや。
ああ………
いえ、実は私、以前はアナゴって嫌いだったんですよ。何だか泥臭くてばさばさしていて、ちっとも旨いもんじゃないと思っていた。ここ2年喜んで喰ってたせいで記憶が上書きされ続けていたんですね。すっかり忘れてました。
すげえ。むごむごむゴムゴム……フラッシュバック。コレだよ!コレが嫌いだった寿司のアナゴだよ!
・ゴムのよう
・泥臭い
・やたら分厚いモノをぶつっと切った断面
私は考えた。このアナゴ‥‥‥
いや、本当にアナゴなのか???
やってみればわかるがアナゴは煮ても絶対にこんなしっかりしたカタチにはならない。かなり柔らかいものだ。何度も煮て食べているが、なった覚えが無い。かなり大型のアナゴを使ってもシャリ玉にそぎ切りの身を乗せられるほどアナゴは分厚くないし固くない。そしてなにより、自分で食べているアナゴはこんなに泥臭いことなんて無い。でもネットで探すと「泥臭い」という意見を見かける。そしてここで喰ったアナゴは間違いなく泥臭い。ふーむ。
なんで安い寿司のアナゴは一様に泥臭いんだろう??
泥臭さの原因はわからないが、たぶん本来のアナゴじゃないことはわかった。