Q:ニューヨークはどこでしょう?
※正解は下にたたんでます。
もし間違ったところでドンマイドンマイ!あなたにはアメリカ国民の半分とプラスワンが味方についてます。この辺りっていうのは覚えてたんですが、間違いましたよ。おまけにニューヨークは州でもあるとか、ワシントン州とワシントンD.Cは関係ないの、っていうことも初めて知りましたよ。
<参考>
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ワシントンD.Cとワシントン州(シアトルがある)は違った!
さて、この本は基本ブッシュ政権時に象徴される尋常ならざるアメリカについて書いてあるのですが、けっこう笑えます。
2006年に18〜24歳のアメリカ人に対して行った調査では、88%が世界地図を見てもアフガニスタンの位置がわからず、63%はイラクの場所を知らなかった。また5割がニューヨーク州の位置を示せなかった。2007年の時点で「イラク戦争は9・11テロへの報復として必要だった」と信じるひとは41%いた。
アメリカ人全体でパスポートを持つ者は2割に過ぎず、自分たちの国が日本に原爆を落としたことを知っている者は49%にすぎない。
18歳から34歳のアメリカ人で新聞を読むのは3割に満たず、ネットで時事ニュースをチェックしているのはうち11%。高齢になれば新聞を読む人が増えるが全国紙を読むのはその半分以下。よって主流メディアや知識人がブッシュ政権の過ちを批判しても、まったく一般には届いていなかった。
一番笑ったのが、アメリカの成人の2割は
太陽が地球の周りを回っていると信じている
という調査があるらしい(実話)。まさかそりゃきっとヤラセだろう、というほどスゴイ内容なのだけれど私も沖縄県内の米軍の開き直りようや
アメリカに嫁いだ義妹が少しは落ち着きもあった娘だったのに、今では振ると頭から乾いた音がしそうになった様子なんかをながめていると、私にはけっこう生々しいリアリティがあるのでございます。マクドナルドで商品が出て来るのが遅かったから亭主と文句をつけてやった、少しはすかっとしたわ、とか職場の仲間と今までに何人とヤッた?とか良く話すの、なんて家族に言われる哀しみも世の中にはあるわけでございますのよ、エェくやし。どうやらかの国では知識人と一般の間にかなりの隔たりがあるようなのです。その根には「無知こそ善」とする福音派を筆頭とする反知性主義という思想があるらしく、これが近年政治と結びついたことに原因があるのではないか、と考察しています。このあたり、日本ではちょっと考えづらい暴走した宗教のもつ世界観、特に福音派について笑うばかりでは終われない話題がコンパクトにまとまってます。キリスト教極右とか、もはや愛せよというイエスの教えにかすってもいない気がするのですが。
ニューヨークとワシントンD.Cを覚え、さらにこの本でちょっとはお利口になりました。これが我々の隣人とやらかぁ。アメリカ国債いっぱい持ってるスポンサーなのに、何で日本は言うなりなのかね、と著者は言う。さて、日本でそれについて考える人って何パーセントいるのかなぁ。
正解は
Aでした
A.ニューヨーク
B.ワシントンD.C
(District of Columbia-コロンビア特別区)
C.マイアミ
D.シカゴ
E.ロサンゼルス
F.サンフランシスコ
G.シアトル