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本当に忘れてた(゜д゜)
晩飯のプレート写真がいつもワクワクさせてくれるumamaiさんのR.I.P.からTBです。

ホントーーーーーーーーに忘れてました。これ読むまで。毎年この月に入れば思い出してたんですけれど、自身驚きの変化なので人に伝えたくなった。

少し話題が重くなります。鬱状態の時には読まない方が無難。

4〜5年位前かなぁ。12月23日に義弟は高層住宅から飛び降りました。
「義」という限りなので当時すでにパートナーは実家を離れて自分の所にいたのですが、夜中の1時になろうかと言うところ。電話が鳴りました。70キロ離れた場所の警察署から電話が有った、詳しい事は何も分からない。事故でも起こしたのだろう。が、いくら弟の存在を知っているとはいえ自分の存在はパートナーの縁者にはご縁が浅いところ。自分は自宅で留守を預かりましたが、夜中の3時前だったと思う。警察署についたパートナーから電話があり

「K太が死んだ…死んじゃったよ…!!」

とだけ聞かされました。
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義弟は当時、恋をしていた相手に二股をかけられ、そのことが引き金になり精神的に不安定になりました。症状が悪化し、急遽入院。
退院後は親戚の経営する心療内科で経緯を診ていたのですが、あまりかんばしくはなかった様です。田舎町であるがゆえの偏見と差別が退院後の彼をいっそう追い詰めたようでした。

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が、この事件当時は自分自身もまた人生の岐路にあり、ひどい鬱状態にあった。義弟が死んだと聞かされたとき、そんな手段も有るのかとシンパシーを感じたのは本音だ。誰も分からない苦しみを終わらせる手段の先に「死」が確かに有ると実感として温度を感じる。ならばと自分もカッターを当ててみるが。

い…いたい!!!!(ノД`)ダメだっ!!!
↑人間これだけで死ねない。そして悪いことに自分はゴハンは3食欠かさない人物なので、飢えて体調を崩すことが無いのであった!!!

当時めいっぱいだった自分は義弟の死以後の面倒をあまり覚えていない。自分の事しか考えられなかったからだ。

彼の死後、関係者は当初自分を責めた。どうして聞いてやれなかったのか、どうして気づいてやれなかったのか。そして「やりきれない」十分な愚痴をこぼしたあと、人の心は孤独なのだという残酷な結論を知る。

現在、両親のいないパートナーとともに、彼の位牌は自分の家にいる。
夏、初めて盆らしい事をやった。沖縄では呼ぶ日をウンケー、あの世に送る日をウークイと呼ぶ。儀式としては、かなり当てずっぽうだったが(笑)。パートナーはその日弟の霊を見たといって泣いた。

夏まで気にかけていた筈の彼の事を本当に忘れていた。時は残酷だが、やはり人は孤独なのだろう。彼が今いないことを、彼の選択なのだと尊重するのはあまりに物わかりが良すぎるのか。それとも自分が生きていくための知恵なのか。

もしあのとき、まっすぐに手首をかっさばいていたらどうなるんだろう?
パートナーは一生自責の念にかられるだろう。逆だったらそう思うに違い無いからね。けれどそれはさせられない。だって愛しているからなぁ。

umamaiさんのおっしゃる通りで自殺は究極の選択だと思う。だが気持ちが理解できるだけに止められない事も有るだろう。人が孤独で有るのなら、人のために生きよとは嘘っぱちだと思う。そんな時は感情で良いかな。

一生思い出に残られると迷惑だからヤメテクレ!と。それでもやるなら自分の見てないところ、葬式にも出なくて済むところでヤレ!と。無縁仏にナレ!と。
くたばる勇気が有るのなら、そのぐらい屁でも無いだろう。

あ〜。きっと今。K太に文句言ってるんだよな。分かるや、自分で。
でも言うよ。君がいたことは忘れない。けど、君にとらわれて生きてはいかない。
それが君の選んだ事なんだと思うよ。去年までは

楽しいクリスマスが来るたびに思い出が水をさしてくれたけどな


ただ悲しいのは、間違っても修正がきかないってこったな。
そっちで上手くやれや。来年の夏、また呼ぶさね。
by jaguarmen_99 | 2004-12-10 19:31 | 日々どーでも
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