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昨日沖縄では地震が有ったんですよ。
昨日のことなんですが、沖縄で体感としては少し大きめの地震がありまして。

震源地は沖縄本島北西沖で、震源の深さは220キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.8、沖縄本島に限っては中部・北部は震度4。県庁所在地を擁する那覇を含む南部は震度3。

沖縄は地震がない、という都合の良い都市伝説をいまだに信じている人もいるんですが、間違いなくプレート上にみごと乗っかってるので、起きないということは言えない。が、じつのところ生活していると地震が少なめに感じるということは言えると思います。だから地震に対する警戒心が関東圏から来た私とは天地の差がある。つまりはボンヤリしとる、と。

昨日の地震は今までに体験したことのない揺れ方でした。私は人と喫茶店にいて、その時ヴー・・・・と床が小刻みに震えるような気がした。が、このあたりは私も少々長い島暮らしですから他聞にもれずボンヤリしておりまして(そもそもそのぐらい抜けた受容力が無いと田舎暮らしは難しいのだぜ)大型のトラックでも通り過ぎたのか?と。言い訳しておくとちょうど近所でビルの新築工事があって、地面に何やら刺して機械動かすと5件先の我が家も震えるという体験が身近なばかりにきっと工事?いや見当たらないな。じゃあ初めての喫茶店だし、空調がきっと国際便のジェット部分みたいなスゲエもんなだろうなー(こうして馬鹿は都合の良い完結をしがちだ)。

いったん止まったので、理由はわからないが差し向かいの相手を煩わせる必要もないと思い何も言わずにいたら再び床が小刻みに震えはじめる。やはり工事車両も見当たらない。これは妙だ、まさか地震では?!013.gifとここで初めて疑うわけです。警戒ボルテージ急上昇、地震か・・も・・と相手に言いかけたそのときグラっと大きく揺れた。

未体験な長時間の揺れ方にこれは大きくなるかもしれない!と恐怖が勝るのか直感がそう叫ぶのか。喫茶店はガラス張りで私の席は出口に近い。私は小学生の頃から叩き込まれたマニュアルから「出口をまず確保し、そこからまず机の下などでやりすごす」をすぐに思いついた!そして案の定店の従業員は出口の確保にすら至らないようで呆然と立ちすくんでいるではないか!

私は出口を確保に向かおうと思った!思ったんだけども!!!
ここで思わぬ疑惑が浮かんだのですよ。だってホントにこの島の人って地震に対して慣れとか警戒が薄いんです。ここで私が出口を開放したら、今度は皆われ先にとここから出て行こうとしないか?揺れがマズいと判断できた時点でそうするならいいが、半端な時点で飛び出して上から降るタイルとかに当たったらどーすんの???008.gif

・・・いや、やっぱり開けたらまずい、恐怖心を助長する!ガラス張りだからひどい地震なら全部割れてくれるだろう、自分の席のことだけを考えよっと!015.gif幸いにして相手も冷静な方だったので、同じように様子をみる。地震は覚悟を決めるものだったけど、被害が出るものにはならなかった。この間従業員は「えー・・・・?!」とこぼしながら立っていただけなのだ。私は避難誘導への切り替えの不備とかそれはホントに全然思ってないんだけど、むしろあれだけ大きい地震に普通にしてていいや、という態度に驚いたのだ。私たちのなかには3.11震災のことが刷り込まれているにも関わらず!そして多くの事に体験の少ない若いお嬢さんがただというのに!怖さがまるで無いってスゴくね??!!

そして未体験だろうという揺れにヒトという名のイキモノとしての本能的警戒には無関心なんだけど、地震がおさまった1分後ぐらいに

「震度4だってよー?!」

と従業員の声が聞こえる。携帯でネットしたのか、しかし情報収集には驚くほど過敏なのね(爆)。
私が出口うんぬんで躊躇するという世界は彼女達には無いんだなぁ、とひどく感心した次第だったりいたします。頭が何回転しても結果は同じことって多いよね。私がもし出口の確保に向かっていたら、小心のイタイ人物確定だったに違い無いと確信。
by jaguarmen_99 | 2011-11-09 18:43 | 日々どーでも
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