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【いつかティファニーで朝食を】を読みました。
朝ごはん。ああ、私ですか?
著しくひどい二日酔い&具合悪いじゃなければ(年に3から4度前後、起き上がれない状況というヤツ)せっまいテーブルで相方 と差し向かいで食ってます。そうそう、先日4回目の入籍記念日を迎えました。やぁ!どうも有り難う!皆さん!石はホントに痛いから投げないで!

【いつかティファニーで朝食を】を読みました。
ああ、これ異性愛の典型的なスキマ感あるし、女の子ウケするんじゃなーい?と思ったら意外にも「あまんぞ先生」でのレビューががえらく辛いなオイ042.gif

まず全てのネタバレ NG な方はここでストップ。

ちなみに『第1話』はサンプルをタダ読みできる本屋もあります。私は元々食い物マンガを漫然と集める趣味があり、画風を確かめるためにこのサンプルをり読んでから購入しています。いくつかのレビューにあるように『(読む資質を問われるとされる)第1話』は私にとってふるい分けにはならなかった。この理由は後で後述します。

<第1話あらすじ>

28歳の女性主人公:麻里は7年間同棲した彼:創太郎との離別を決意します。その後大筋ではここから彼女の朝食生活が始まることになってます。ある日彼女は昔の夢を見ました。母君の溢れんばかりの愛情で飾られた「目にも美味し」い、朝食を家族とともに囲む(普通の食卓なんだけど品数が多め)風景。

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麻里は実家を出て都会でアパレル勤めをしていますが、自身、創太郎ともに繁忙の日々ですれ違いの日々が増えています。編集者の創太郎は泥酔しては遅くなるの繰り返し、7年前に約束した「朝ご飯をいっしょに食べる」は日々の中にうもれ忘れ去られています。麻里は今朝もコンビニで買って来た飲み物とパンをかじりながら、とうとう辛抱の限界とばかりに二日酔いの創太郎を責めます。

俺だって2人のことを考えて頑張っているんだよ、と返す創太郎。
だいたい最近ヤらせてくれないじゃん、自分だって妥協してるんだ、朝飯ぐらい妥協してよ。(※1)

大きな溝を感じたまま麻里はふとしたことから友人たちと楽しい朝食をとることになります。
麻里は自分が本来大切にすべきことを思い出しこれを守る決意を固めます。その結果部屋を出て行きます。

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私は主人公:麻里は自然であると共感するところがあったんですが、あまんぞ先生のレビューはチカライッパイ私と逆のベクトルです。キモとしては創太郎を許容できるか否か、にかかってると思うんですが、これが大きな理由なのでしょう、私は実体験も重なって創太郎NG派です。よって(※1)の部分も創太郎の自滅フラグだろう、と捉えているくらいでして(苦笑)。私が麻里だとすれば、仕事と結婚を真面目に考え始める現実感が如実に湧き出る時期だと思います。麻里と同じトシだったら私ももっと少し輪郭がぼやけた人生観でしたから、ぼんやり疑問を持ちながらそれでも一緒になってたかもしれない。別れる勇気は無かったと思う。まぁ、私が創太郎NGなのは実体験をもってして+今のトシの私が判別するところなので後だしジャンケンのようなものですかね。ヌルフフフ003.gif

第1話だけでなく全体を通して読むと創太郎はじっさい善人ですが、自己確立が自分だけでできちゃう、男性というより少年です。これが好み、という方もあるとは思いますが。あくまで私は、ですけど、私は相手に「尊敬できる」点が無かったら長期間一緒になんて暮らしてらんないですよ。アレコレ箇条書きにするより人生への態度が共感できるかどうか、の見えない一点につきると思う。主従じゃなければ許容ってその先にうまれるんじゃないか、と。そういう意味で私は額面通りの意味で”正面から向き合えない”創太郎を選べない。レビューを寄せる方々はきっとこのマンガのターゲット層と思われる麻里と同じくらいの世代じゃないかと思うんですが、お嬢さま達が創太郎に無防備に寛容な様子を読むと、てっきりもっと自由な恋愛をしていると思ってたのに→意外に保守なのかもしれないぞ?と心配になっちゃったりする(笑)。そこで創太郎選んで都合のいいコになっちゃってもいいの?と思うのです。

ちなみに画風は【花のズボラ飯】にちょっと近い太い線。創太郎との関係に悩み、友人たちを誘って出かけた朝食。ついさっきまでグチグチ言ってたはずなのに一瞬で心を引っ張られて思わずこぼれる食いしん坊。
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おいしいっ!



谷口ジローいわくの【孤独のグルメ】で「豆かん食った五郎さんで美味しさの表現が見えてきた」というあのコマに相当する起爆剤コマというところか?001.gif
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これは、いいマメだー!のシーン


やはり食いしん坊の友達もいつの間にやらお悩み相談そっちのけでガツガツ→ぷはぁー!幸せー!→なんだっけ?さっきの話というこのあたりの開けて行く描写が本当に楽しそうでしたので、購入の決め手になりました。食べ方とかマナーは基本【きのう何食べた?】ぐらいには崩れています。物語の設定はちょっと古い、かな。見方によっては朝飯食えるお店の提灯コラボマンガにも見えますが。
by jaguarmen_99 | 2012-11-07 18:05 | 世界遺産的マンガ&BOOKS
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