アイカタクン(・∀・)ノが話しをすると私はよく
「え?」
と聞き返すのだがそれはきっと私の耳がちょっと遠くて、相方がモソモソ喋るせいなのだと思っていた。とにかく私はひんぱん聞き返す。が、ふと今日ふと気づいたのだが、理由はそれだけではないようなのだ。うちの相方くん、標準語に無理があるというかなんというか
一つの単語にしてもそのつどアクセントが違うんですな(沖縄県には方言のほかに独特の強い訛りがあります)。もちろん文脈上で変化することはあるけど、文脈と関係無い音で表現したりするもんだから
何を言っているのか分からない。つまり私が聞き返すのは聞こえてないだけじゃなくて、聞き慣れない音感の
意味不明の言葉を問いただしているケースもあるのだ。ほとんど国際婚なみのすれ違い度。毎度違うから尋ねても聞き返す頻度はいっこうに落ちない。不毛な繰り返しと感じることもあるけど、元の設計図が違うというと言い得ているように思う。
使う日本語のセンスゆえのすれ違いは実際笑って済むだけの話ではない。
昨今の私はいくら走っても同じ仕事が終わらない状態が続いていて、まるでゴールが近づく気がしないのである。あんまり修正が入るので、もらった指示通りにしたつもりが今度は「らしさを失っていてうなずけない」などと言われてしまう始末で私は完全に迷子になった。ここでも私は相手の意図がさっぱり分からなかったのである。
さすがに腹も立ってきて少し強めに訊いてみると
「あの指示は資料のなかの冒頭の枠の中のことだけを言ったつもりです」
ちなみにそんなことを匂わせる文章も文脈も私には全く見つからず(だから迷子になってるんだけれど)私自身そうした行間を読み取らせるような言い回しをされるとサッパリ分からなくなる知能レベルなので、もはや日本語のセンスが違うことだけでこんなに大きな溝ができるものなのか。そうか、含ませている意図が違うのか。これも地域性なんだろうか。日本語は通じる。音として通じる。なのに、同じ設計図のはずなのに見えているビジョンが違うらしいのだ。
するとある日相手からもメールがきて、「じゃがーさんのメールはいつも
頭を使うのですぐには返信できません」とのこと。
お互いそう思ってたんだなぁ(笑)。そう思ったら案外スッキリしてきて、元々人当たりのきつめな私はこの人相手にかなり遠慮していたのだが、ここのところはかなりストレートな物言いになってきている。すると相手もかなりシンプルな言い回しになってきた。
永遠に理解し合える気がまるでしない(笑)。しないんだけど、ナンというか、はっきり言える関係というのは何やらすがすがしいところも有って。思えばここまで冷静に、まるで違う人間と付き合うことも面白い。
そして今日もぶりぶりと届くFAXに私は1人で
「へ?(;・∀・)」
と不毛にくりかえす。ああ、今日もナニを言われているのかよくわからない(笑)。