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Zという名の文具店。
いや、もうこんな特殊な愛称言わなくても、地元の方に話したらすぐに「アレか」と言われること間違いなし。とても有名な文具店です。理由は2つ。

その1(※1)
とても大きい。ビル全部使ってフロアごとに用途をわけて品物を配置。
火事が起きたら逃げ道が分からなくなりそうな中層階を活かした構造となっております。

その2
お客様との距離感を大切にした、前衛的な接客。

例えば、常に携帯電話でおしゃべりやメールをしてお客様によけいな気遣いや緊張を与えぬようつとめていらっしゃるし、もちろん携帯のないヒトは従業員同士でおしゃべりをすることを忘れないようにしているし、A2の紙を買ったら有無を言わさずお客様が持ち運びしやすいように自己判断で折り曲げてくれるし(この時ばかりは私は即座に大声で「何を考えてるんだ!」と叫んでしまった。特殊なものを買う人には特殊な用途があるとは思わないのだろうか?)なぜか皆さん化粧が濃いかノーメイクで、従業員は「元ヤン」か「ヒトよりアニメ好き」のいずれかにあてはまりそう、というどこか非日常的なバランスをかもしだしており、とにかく、まあ、昔から殿様商売誇り高い店なのであります。

で、ここの店を評するとき誰もが異口同音にヒドイ接客だ、とこぼすのですが、理由その1(※1)により=つまり接客を無視すれば大抵のものは手に入る品揃えであることは確か=だったため私を含め辛抱していたというのが事実のようです。どのフロアでも確実にイラッときますから接客の質をここまで維持なさるにもたいそうな努力を必要とされたのでしょうなあ。

ところが気付くと、ビルひとつを使って展開していたあの店が移転している。
所用があったので辛抱の覚悟を決めてから移転先に行くとなんと店の規模はおよそ1/10に縮小しています。こちらの本業は段ボールの製造のようなので、つぶれそうでつぶれない、という構図はたぶん変わらないとは思うのですが、縮小された店内にはぽつぽつ見覚えのある選りすぐりの店員が配置されており、それまで感じ得たイラッと感も店とともに凝縮されてイライラッとさせてくれます。縮小の結果品揃えは完全に私のニーズから外れており、私はそうか、これでもう辛抱をしなくて良いらしいということに気付きました。そうか、お別れの日なんだな。

縮小の原因は業績の不振ではないかと思うのですが、まあ接客見る限りはソコんとこには反省は無いらしいです(笑)。自分はアレも充分理由になると思うけど。
by jaguarmen_99 | 2007-12-11 09:36 | 日々どーでも
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