※もぉ、ほんとに今更間に合わないだろ、と思うんですがこれから打つ人があるかもしれん。
文章だけでも何とかお伝えしておきます。「のし」は今回触れません。
ビニールで混ぜたそば粉+小麦粉をザルなりを使ってふるいながら器(推定:ボウル)にあけます。水は既に用意ができているはずなので
1. まず粉を山にしたあと、真ん中を火山のように指先でほじって凹ませます。
2. この凹み(中心に作ったくぼんだところ)にまず水の半分ぐらいを入れます。周りに火山のようにへだたりがあるので、水は外にもれません。周辺の粉をぱらぱらとこの凹みにできた湖にかけていき、水面が見えなくなったあたりで利き手の指先を立てて
混ぜ始めます。
絶対に
ネリネリしないでください
利き手をスプーンだと思って、粉をただ、ただ!混ぜます。
水分を全体に均一に含ませるのが目的なのです。
徐々にやさし〜く混ぜて→少し利き手にダマが引っかかり始めたら→ガー!と急いで混ぜます。立てた指先で混ぜていく。ボウルに沿わせてぐるぐる利き手を回転させて、大きなダマがあったらこれは手でちぎります。途中で粉が指にまとわりつかない感触を確かめたら、指先についたそば粉をはらって、ボウルに落とします。とにかく均一!が重要。ガシャガシャガシャー!
3. 2度目の加水をします。残った水の半分ぐらいを加えます。続けて同じように手早く混ぜます。だんだん全体が玉状にまとまりはじめます。元々の小さな玉があっという間に1cm直径ぐらいに育ちます。底のほうに水を含まない粉がたまりやすいので、これを両手で底から起こして上にかけることを繰り返します。ここがポイントのピークです。
4.へ。
4. 粉に「星」といわれる白いブツブツが混ざってる時点ではだめ。全体が水を含んだ均一の色になるのが理想ですが、これがそば粉ってヤツは水を加えるだけくわえこんじゃうヤツなので、「星」に付き合ってると「ずる玉」(加水が多い)になります。ここから残った水は手ですくうとか手のひらに落としながらそば粉に振って調整します。この調整はオチョコの半分、とかいう程度の話です。目安は曖昧ですが
粉がすっと重くなる瞬間があります
水を含んだせい重くなるんですが、全体が「あ、急に重くなった!」と感じる瞬間があります。ソコです。細かい粉の小さな玉が底にあってもこの状態なら呑み込んでくれるので、ここからまとめていきます。
5. ホントはちゃんと工程があるんですが、菓子やウドンのように層を作らずまとめていきます。まずまとまった玉を
→これはある程度練るんですが、上からたたんで層を作る練り方ではなく「ぐりぐりと足で踏みつける」みたいな感じ。玉に手をかける場所をずらしながら中心から下側へ下ろす、を繰り返します。
→次第に細かい粉がまとまってツヤが出て来ます。生地も急にすっと柔らかい感触になると感じるかもしれない。ここでストップ。
→ この玉を円錐状にしていきます。要は中の空気を抜けばいいので、ボウルのカーブを使って転がしていくとラク。
6 . 円錐状になった玉をつぶして平たくします。ここから「のし」ていきます。
今回はこれに触れる時間がありませんので省略。とにかく
【のし棒】で10円玉厚になるまでのばしていきます。
7. 10円玉厚になったらたたんで切って行きます。恐らくこれをご覧になるかたは家庭用の道具だけで試行錯誤される方々でしょう。基本、粉の水回しが巧くいってない場合包丁を押し切りにすると上側が切れる算段。
のばした方向で打ち粉をふって二つ折り。
さらにこれを90度回転、のばした方向に垂直に包丁がはいるように半分から3等分に折って切ります。ホントに簡単には「蕎麦切り」にはなってくれませんので、多少不揃いだったり切れたりしてもご愛嬌です。基本、粉の水回しが巧くいってない場合包丁を押し切りにすると上側が切れる算段。切ることを意識して、ご家庭の包丁なら上手に切れる方法を探してみてください。